歩みを進めるということ
さてさて、前回は2回にわたって、自己啓発家の勉強会に入った話を振り返ってみました。
改めて読んでみると、被害者意識がすごいね笑
なんか、当時のことを思い出しながら書いていたら、あんな感じの記事になっちゃってた笑
でも、あれが嘘偽らざる、僕の本音なんだろうね。
さあ、自己啓発書との関わりを絶ったのは良いのだけれども、
「じゃあ、これからどうすんの??」
って疑問は今尚、ずっと残っている。
僕が、これからどうやって生きていくのか。
「自分なんて、こんなものだから。今のままの自分でいいんだよ」
なんて、とても思えない。
僕は、僕が嫌いだ。
だからこそ、自分を変えたくて、自己啓発書を手に取った。
そして、色々なことを学びながら、たどり着いたのは、自己啓発書を読み始める前よりも自分のことが嫌いになっていたということ。
そしてそして、今は、やっと自己啓発書から距離を置いているということ。
こうやって文字に起こしてみると、果たして僕の10年間はなんだったのか??
自分の自信を失うためにだけあった10年間なのだろうか。
それは、違う、と断言できる。
僕は、自己啓発の勉強をしていく中で、セミナーや勉強会を通して、色々な方々とお会いすることができた。
めちゃめちゃぶっ飛んだ方や、ベストセラー作家、著名な音楽プロデューサー、芸能界の方、荒削りながら周りを巻き込み、凄まじい勢いで影響力を付けていく若い子。
彼ら、彼女らは、聖人君主ではないかもしれないけれど、
明らかに輝いていた。
明らかに人生を楽しんでいた。
それは、僕が普通に生きている限り、出会うことのない人種だった。
そういう人たちと出会えたことは、本当に財産だ。
一言二言しか会話できていないけれど、その人たちが場にいるだけで、自然と場の空気が変わる。
好き、嫌いは抜きにして、羨ましかった。
そして、そんな人たちと対極にいる自分が悔しかったし、情けなかった。
そんな人たちと同じように野心や夢を持って、打ち解けていく人たちがいる一方で、ほとんど会話も弾まない自分に、失望していた。
そういう人たちの輪に入ったら自分は変われると思っていた。
そういう人たちなら、僕を引っ張り上げてくれると信じていた。
完全に他力本願だった。
だけど、現実は違った。
そういう輝いている人たちは、普通なら体験できないような経験をたくさんしている。
そして、その中で得た審美眼は確かだ。
僕のようなコバンザメのような人間の下心なんぞ、簡単に見抜いた上で、あまり深く関わろうとしない。
本当は、いくら参加しても成長しない自分に嫌気がさしただけなのかもしれない。
そして、その場から逃げる理由を探すため、粗探しに没頭しただけなのかもしれない。
今こうして全てを総括してみてわかったことは、
魔法は存在しないということ。
努力を怠ったまま、言葉を変えたり、笑顔を意識するといった、とっつきやすいことをするだけで、人生に大逆転が起こるわけなんかない。
考えてみれば、例えば、部屋に引きこもって仕事もしない人間がいたとして、そいつが、毎日、笑顔を意識して、「ありがとう」って呟いてたら、いきなり成功者になれるのかって言われたら、なれるわけないよね。
もしかしたら、「よし、なんかやる気になって来たぞ!!」って意識が変わるかもしれないけれど、彼が成功者になるのは、やる気になった結果、例えば就職活動するとか、起業するとか、ネットショップを始めるとか、なんらかの行動を起こした場合だよね。
全ての鍵は、行動。
笑顔も、言葉を変えるのも、確かに行動の一つかもしれん。
でも、そんなんもんを「行動している」って自分に言い聞かせて、甘えて、それだけに居座って10年続けた結果、僕はなんも変わってないわけで。
何よりも、自分自身が最高の被検体として、エビデンスがあるわけで。
だから、僕はここで、「行動」という言葉を再定義しようと思う。
人生を豊かに過ごしている人たちが取り組んでいる行動とは、
・全身を動かすこと
・頭をフル回転させること
の2つだということ。
そう考えると、僕の行動が、行動ではないことがわかる。
じゃあ、これからどんな行動をしていくのか??
えっとね…
全然、わかんない。
だって、夢もないし、やりたいこともないし。
だけど、この10年を通して、どんだけ自己啓発を学んでも、夢もやりたいことも出てこないってことがわかった。
要は行動しなけりゃ、自分のことすらも、わかんないってこと。
どんな行動をしたら良いのかわかんないからこそ、もう思い切ってなんでもやってみる。
もう、それしかない。
まずは、ボランティア活動から始めようと思う。
そして、そのほかにもやりたいことが見つかれば、臆することなくチャレンジする。
もう自分しかいないから。
自分しか、自分を変えることはできないから。
歩みを進めていこう。
あ、夢っていうか、目標が今わかったかも。
俺、お金が欲しいとか、人脈が欲しいとか、誰かを幸せにしたいとか、正直よくわかんないけど、ただ一つはっきりしていることがある。
俺、自分のこと、好きになりたい。